極細ワイヤープローブ治具
端子付ワイヤープローブ治具
プローブ自体に弾性のあるワイヤープローブは、一般的に「ニードルプローブ」と呼ばれています。このプローブの構造は実にシンプルで、特殊な高弾性ワイヤーを用いることによりプローブ自体にバネ性を持たせています。
プローブに圧力が加わった時に、ワイヤー本体の弾性変形や復元力を利用することによって、ピン圧を発生させています。
基本的なテスト(検査)治具は、このワイヤープローブを固定するプレートと、チップへの位置決めを行うガイドプレートからなります。
ピン圧力は材質(硬度)、線径、固定プレートとガイドプレートの距離で決まります。
また、ワイヤープローブのバネ特性は、コイルバネ式プローブのそれとは異なり一定のストロークまで急激に立ち上がり、それ以上のストロークでは安定します。
しかし、プローブの『弾性限界』を超えるストロークでは逆にピン圧が低下してきます。この領域での使用はワイヤープローブが復元しない可能性があり、使用はさける必要があります。